車の整備術>溝が残っていても寿命となるタイヤの交換時期

タイヤの状態は、溝の深さで判断されることが多いと思いますが、
ゴムの状態も考慮してほしいものです。
溝が1.6mm以下になると、スリップサインが現れて、寿命になること
は知っていても、ゴムの劣化は気づかずに使っているユーザーも多
いのではないでしょうか?

タイヤは5年程度使用すると、ゴムがかなり硬化して、グリップ力
が低下し、新品時の性能が発揮できない状態になっています。
通常の町乗りでは問題ないとしても、急ブレーキの制動距離は長く
なりますし、思いがけずに高速でコーナーに進入したときには、グ
リップ力低下のため、スリップが起きたりして、大変危険な状態と
言えます。
タイヤの硬化が進むと、表面にひび割れが現れますので、点検時に
注意します。
年間走行距離が1万キロ未満の車は、溝の寿命よりゴムの劣化によ
る寿命の方が先に来ると思います。この場合は5年を交換時期と考
えます。

タイヤ交換の際には、現在使っている規格が基準となります。
185/60R14 82Hの場合は、185が幅をミリで表したもので、60は扁平
率、Rはラジアル、14はホイール径、82は荷重指数、Hは限界速度
210km/hを表します。
ここで落とせるのは、限界速度くらいです。HをSに変更しても、180
km/hなので普通の使用には充分です。
あとは、グレードアップするなら、自分がどのような性能を求めて
いるかによって、数ある製品の中から選んでいきます。

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