車の整備術>車の中心的な存在であるエンジンの状態を観察しよう

エンジンは、車の中心的な存在ですが、普通の人がさまざまな機構
を点検するのは難しいと思います。
しかし、エンジンのかかり具合や、音、振動、排ガスの色や臭いな
どから、エンジンの状態を観察することは可能です。

点検は始動から始めます。気温によって違いはありますが、いつも
と同じようにかかるか、そのときに、異常な音や振動がないか確認
します。
続いてアイドリングの状態を見ます。かけた直後は、多少高い回転
で回っていますので、温度が上がってから、いつもの回転数で安定
しているかを点検します。
アクセルペダルを踏み込んだり戻したりして、エンジンがスムース
に吹き上がるか、また滑らかにアイドリングに戻るかを確認します。
温まってからの排ガスの色も確認します。無色透明なら正常ですが、
黒煙であれば異常燃焼があり、水蒸気以外で白く見えるときは、エ
ンジンオイルの燃焼があります。
異常があるときは排ガス臭も不快なものになっていることが多いで
す。

以上のような点検をしていると、少しの異常でも発見しやすく、早
めの手当てができますから、修理費も安く済み、大きなダメージに
発展しなくて済みます。

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