車の整備術>愛車が水没したときの注意点と対処方法

地球温暖化による海面水位の上昇、台風などによる河川の氾濫、高
波の被害など、地盤の低いところや水害の多い場所では、愛車が水
没する可能性もあると思います。
こんなとき、乗用車なら床上浸水程度でしたら、水を取り除いて、
シートを外し、フロアーのカーペットを外して乾かし、元に戻せば
何とかなります。

エンジンルームの上(ボンネット)まで浸水したときは、とにかくエ
ンジンをかけてはダメです。
たいていの場合はエアークリーナーから、水が浸入していて、オイ
ルをドレンから抜いても、完全に抜ききれず、新しいオイルを入れ
ても、中に残った水と混ざってエマルジョン化してしまい、半年く
らいでエンジンがダメになります。
また、今の車はコンピューターやエアバックなどが装備されている
ので、これらは、水につかるとアウトです。

対処法としては、エンジンをかけずに積載車で整備工場に運び、エ
ンジン、ミッションのオイルを抜きます。冷却水も入れ替え、オイ
ルパンを外し、フィラーキャップやオイルのレベルチューブからエ
アブローします。
吸排気系も外してエアブローし、ロッカーカバー内の水滴も取り去
ります。スターターとオルタネーターもエアブローします。
このような作業になりますので、よほど工具と整備に詳しい人でな
いとできませんので、車の水没は、素人の手に負えないと思った方
が無難です。

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