車の整備術>ATフルードを自分で交換する方法

ATに使われている液体がATフルードで、役割はトルクコンバー
ターの力の伝達、変速制御機構の油圧伝達、副変速機部の潤滑、そ
のほか内部の防錆作用や緩衝作用も果たしています。
ATフルードは過酷な使われ方をされてますので、4〜5万キロ走
行ごとに、交換を検討した方がよさそうです。

交換には専用のマシンを使用すると簡単だが、自分でやる場合には、
ATのレベルゲージに細いチューブを差込、浣腸器のようなもので
吸えるだけ吸い上げ、吸い上げた量と同じ量の新しいフルードを入
れます。
エンジンをかけて、シフトレバーをR・N・D・1・2と何回か動
かして、フルードを各部に行き渡らせ、エンジンを止めます。
以上のことを3回くらい繰り返すことで、交換できます。
最終的に、Nレンジのアイドリング時に、レベルゲージで規定の量
になっているか確認します。
フルードの交換用に、吸引するだけの機械なら、5000円くらいで入
手できますので、自分でやる方は購入した方がいいと思います。

交換するフルードの種類は、さまざまなタイプがありますので、自
分の車に使われているタイプをサービスマニュアルなどで調べて、
適合するタイプを注入します。
間違ったタイプを注入すると、内部の部品に負担がかかり、AT自
体の寿命を縮めてしまいますので、注意が必要です。

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