車の整備術>ラジエター液の寿命と交換のコツ

いまでは、ラジエターにLLC(ロングライフクーラント)が入って
いるのが普通だと思います。その名の通り長寿命ですが、長く使っ
ていると防腐防錆能力が低下していきます。
一般的には、新車で3年、以降は2年ごとと考えて車検時に交換す
るようにします。
寿命を超えると、水垢の発生やウォーターポンプのトラブルへ発展
することもあります。

交換の手順として、ラジエターキャップはずし、ラジエター下部に
あるドレンコック(白いプラスチックのねじが多い)をあけて、排出
します。
これだけでは、ラジエター内の液が出るだけで、ヒーターやエンジ
ン内部には古い液が残ったままです。
そこで、コックを閉めて水を入れ、エンジンを回します。ヒーター
が作動するようにして冷却水を循環させます。サーモスタットが付
いているので、ある程度の温度にならないと循環しないので、注意
が必要です。
循環させたら、ドレンコックをあけて排出します。
以上を数回繰り返すと水がきれいになります。

最後に水を抜いてコックを閉めたら、LLCの原液を入れます。
入れる量は全冷却水容量(サービスマニュアルなどに書いてある)に
対して、凍結温度と照らし合わせたパーセントです。
LLC凍結温度は30%で−16℃  35%で−20℃
            40%で−24℃  45%で−28℃
            50%で−35℃  55%で−41℃
となります。30パーセント以下は、防腐防錆能力が落ちるので、
好ましくありません。
例をあげると、全容量が10ℓで、−20℃にしたければ、LLCは
3.5ℓ入れる必要があるということです。
LLCを入れて、足りない分は、水を入れておきます。エンジンを
回して循環させておけば、規定のパーセントに混合されます。

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