車の整備術>車を長持ちさせる交換サイクルの長いパーツの考え方

整備の行き届いた車では、10年、10万キロ以上乗ることも可能です。
しかし、車のパーツは消耗したり劣化したりしますので、交換が必
要なことは、前節までで述べたとおりですが、ここでは、比較的交
換周期の長いパーツに目を向けて、整備していくことにします。

ブレーキの油圧系統では、タイヤ付近のキャリパーに接続するホー
スがゴム製です。ゴムが劣化してくると表面にひび割れが出てきま
すが、交換サイクルとしては5年、5万キロくらいです。
ブレーキローターも10万キロあたりで、段差が付いてくるので、交
換になります。
ブレーキのマスターシリンダーや、キャリパーのゴム部品も交換の
必要があります。

足回り部品では、ショックアブソーバーが5〜7万キロくらいで交
換となります。少しずつの劣化で分かりづらい部分もありますが、
乗り心地が悪くなってきています。
またサスペンションアームの、ゴムブッシュも10万キロくらいで、
へたってきます。ドライブシャフトのゴムブーツもこの頃です。
10万キロ以上乗るつもりであれば、タイミングベルト(チェーンでな
いもの)の交換や、ウォーターポンプの交換、オルタネーターのオー
バーホールなども必要です。

これらの作業は、前節までと異なり、特殊工具や経験が必要なこと
が多く、整備工場に依頼することが多くなると思います。
好きな方は、整備マニュアルと工具があれば、かなりのところまで
できますので、チャレンジしてみてはどうでしょうか?
ただし、私も責任は取れませんので、自己責任でお願いします。

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