車の整備術>エンジン周辺のベルトのチェック方法

エンジンの周辺に取り付けられている、各種ベルト類は、ゴム製で
あるため、劣化は避けられません。
オルタネーター、ウォーターポンプ、パワーステアリング、エアコ
ンなどの補機類は、エンジン下部のクランクプーリーから、ベルト
を介して動力をもらって動いてます。
ベルトが切れてこれらが動作しなければ、最悪の事態が待っている
といえます。

さらにこれが、高速走行中であったときには、ベルトの切れ端でエ
ンジンの機器類を破損することもあります。
こうならないために、交換後２〜３年したらこまめな点検が必要で
す。
ここに使われているベルトはＶベルトやＶリブベルトなどで、劣化
してくると、内側にひび割れなどが出てきます。
また、使っているうちにベルトが伸びて緩み、キューキュー音がす
ることもあります。ベルト自体に異常がなければ、張り具合の調整
で直ります。

テンションもベルトも正常で音がするときは、ベルトスプレーなど
のケミカルで対処する方法もあります。
ベルトの交換作業は、車種によってかなり違いますので、車のサー
ビスマニュアルなどを参照されるのが良いと思います。自分でやる
のであれば、工賃の節約効果はかなりあります。
また、２〜３本のベルトを使用している場合は、一度にすべてを交
換しておけば安心です。

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