車の整備術>パワーステアリングフルードの寿命と交換の方法

ステアリングシステムは、歯車などによって操作力が軽減されてま
すが、それでも重いので、油圧や電動のパワーアシストが付いてい
ます。
パワーステアリングフルードを使用しているのは、当然油圧式のほ
うで、このフルードも劣化しますので、2〜3万キロごとに交換し
たいところです。特に据え切りを多用していると劣化は早くなりま
す。

交換方法は前述のATFと同じように、リザーバータンクの中を空
にして、新しい液をいれ、エンジンを回してハンドルを左右いっぱ
いに何回か切り、再びリザーバータンクの中を交換する方法です。
この方法は簡単ですが、何回かやるので液も無駄になります。
そこでもう少し詳しい方は、リザーバータンクの液を抜いたら、タ
ンクのリターン側ホースを抜いて、水道のホースなどで延長し、オ
イルパックリなどの廃油受けにつないでおきます。
タンクのリターンホースの付いていたところには、栓をしておきま
す。リザーバーに液を入れたら、エンジンをかけハンドルを左右に
切って、すぐに止めます。リザーバーの液は2秒くらいでなくなる
ので、注意します。

古い液が抜けきらないようでしたら、もう一度やります。
古い液が抜けたら、配管を戻して、液を規定量いれ、エンジンをか
けて、ハンドルを左右に何回か切ってエア抜きをします。
リザーバーの液量が減っていれば規定量まで補充します。
パワステフルードは、一般的な規格がなく、自動車各メーカーが指
定している場合が多いので、純正フルードを使用するのが無難です。

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